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『奇談』(きだん)は、2005年に製作された日本の映画作品。小松隆志監督。 藤澤恵麻、阿部寛主演。諸星大二郎の漫画『妖怪ハンター』シリーズの初期の1短編『生命の木』を原作にしているが、主人公は女性に変えられている(稗田ではなく村を訪れる別の人物)。 == 原作からの変更点 == 原作『妖怪ハンター』の主人公は稗田礼二郎だが、このエピソードでは、村を訪れた青年「ぼく」(職業等の詳細は不明)が視点になっている。映画では、彼に代わり(あるいは彼を改変して)、民俗学の学生の佐伯里美が主人公となる。 原作にはない要素として、村では50年に1度くらいの頻度で神隠しが起こっており、佐伯は子供時代に村に滞在した際に神隠しに遭っている。佐伯が村を訪れたのも、神隠しに遭ったのがその村でのことだと判明したからである。 その他細かい追加要素を別にすればストーリーはほぼ原作のままだが、善次の遺体が発見される経緯が変わっている。原作では、「ぼく」が村を訪れるとすでに神父により遺体が発見されている。遺体が磔になっていたことは隠蔽されたが、遅れて村を訪れた稗田はそれに気づく。映画では、佐伯と稗田はほぼ同時期に村を訪れたが、遺体はまだ発見されておらず、のちに稗田が発見する。 映画の時代設定は、公開の33年前の1972年で、「昭和」「ディスカバー・ジャパン」など過去の話であることを明示する台詞もある。原作(1976年初出)の時代設定は不明だが、歳月が経った後のことが最後に語られており、事件は過去の話とも解釈できる。 村の名「渡戸村(わたらどむら)」は原作には出てこない。具体的な場所は、原作・映画とも「東北」としか語られない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奇談 (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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